今回は超絶今更なApple Air Pods Pro2 を紹介したいと思います。
もはやはだれもが知ってて、大人気の本製品ですが、2025/05/18現在、近々新型のAir Pods Pro3が発売されるのでは?と噂されています。
それを裏付けるかの様に、AmazonではAir Pods Pro2がこれまでにない値下げ幅でセールされる、なんて事もあったようです。
ずっと気になっていたけど高くて買えなかったというそこのアナタ!
もしくはAir Pods Pro3発売前にAir Pods Pro2を予習したいそこのアナタ!
youtubeで音質を仮想的に体験できるコンテンツも用意してAirPods Pro2を詳細に紹介しているので、是非見て行ってください。
- 学生の頃から楽器やオーディオ機器を買い漁り
- エンジニアとして日々様々な機械を作ったり使ったり
そんな僕の知識・経験からわかりやすくお伝えできればと思います。

今でも色褪せない良さがある!!
製品概要
Apple Air Pods Pro2 は2022/9に発表され、すでに3年半ほど販売され続けています。
Appleから販売されている唯一の密閉型のノイキャンイヤホンで、いまでも市場ではノイキャン性能が最高クラスと評価されています。
また、Apple製品と連携、親和性が高く、非常にスムーズに接続ができます。
詳細の仕様や性能も紹介していきますが、Apple製品を何かしら持っているという方がどんなノイキャンイヤホンを買うべきか、と言ったら最初に候補に挙がるイヤホンだと思います。

高い買い物だから微妙にケチらない方が、最終的に失敗がないのかな、、という気がします。
僕もAmazonのAppleストアで買いました。トラブルも無く快適です!


基本仕様
仕様です。追って注目仕様の詳細を取り上げていきます。
項目 | 仕様 |
接続方式 | Bluetooth Classic |
Bluetoothの規格 | Bluetooth5.3 |
対応Bluetoothコーデック | SBC, AAC |
Active Noise Cancelの有無 | 有り (適応ANC、通常ANCの二種類) |
バッテリの持ち時間 | 6時間(ケース込みで30時間) |
通話機能の有無 | 有り |
空間オーディオ機能の有無 | 有り(ヘッドトラッキング付き) |
アプリを用いた音質調整 | 専用アプリはないが、IPhone、IPad等のOS機能で各種機能を利用可能 |
防水/防塵 | IP54 |
その他 | ヒアリング補助機能 (補聴器モード) |
接続方式
最新ではないですがBluetoothバージョン5.3に対応しています 。
また、コーデックは必要最小限の以下に対応しています。
Codec | AirPods Pro2の対応状況 |
SBC | 〇 |
AAC | 〇 |
LDAC | ✕ |
AptX-LL | ✕ |
AptX-Adaptive | ✕ |
AptX-LossLess | ✕ |
LC3(LE Audio) | 〇 |
Auracast | ✕ |
スペックだけを見るとなんだか最新のイヤホンに見劣りする気もしてきます。
でもね、、Apple 製品の良いところはそんなスペックでは表現できない所にあります。
Apple製品を使われている方みんなが感じている事と思いますが、Apple製品との親和性/連携が最高に使いやすいです!
Apple製品を持っている方は、それだけでAirPodsPro2を検討するべきでしょう。
この使いやすさ、他にはない良さが間違いなくあります。

仕様だけみてもわからない事っていっぱいあるよね。
ノイズキャンセリング機能 : 適応ノイキャンと通常のノイキャン
Air Pro2は発売当初からソフトウェアアップデートによって、通常のノイキャン機能に加えて、適応ノイキャン機能が追加されました。
適応型NCは騒音環境などのシーンに応じ、NCの強さが自動で調整され、強すぎるNCで感じる圧迫感等を抑制する事がでるという物です。
個人的にはあまりこの機能の良さは感じないので、アプリで通常のノイキャン(常に最大のノイキャンがかかる)モードにして使っています。
ANC性能はいまだにトップクラスで、電車や飛行機などの騒音に対してかなりの効果を発揮します!
飛行機や地下鉄に乗る際は耳栓としてかかせません!
後ほどバーチャル試聴でNCの効果を仮想的に体験できるので、是非聞いてみてください!
持ち運びサイズ、ケースの機能
参考に最近発売されたSOUNDPEATSの Air5Proと比較しています。
ケースの横幅等の外形はほぼ一緒。厚みはややAir5Proと比較て一回り小さく、所持している様々なイヤホンと比較しても、最小クラスに小さいです!



ポケットにいれてて気にならないサイズ!
また、発売されてから途中で充電ケースがverupし、もともとはライトニングコネクタだったのが、UXB-Cや無線給電で充電できるようになりました!!ライトニングコネクタのケーブルを持ち歩く必要が無いのは最高!!

IPX54対応
防水の規格であるIPX4に対応しています!
IPX4は全方向からの飛沫などによってデバイスが影響を受けない、というグレードになります。
- 汗をかく運動中の使用
- 濡れた手で触っても安心
といった防水性能をイメージしてもらうと良いのではと思います。
IPX4規格の機器は「水中への浸水」には対応していないため、プールや海などに沈めることはできません。水中での使用には、より高いIPX7以上の防水性能が必要となりますので、防水性能を過信し過ぎないようにしましょう!!
アプリ : 専用アプリは無し!でもiPhone/iPadではOSから各種機能を利用可能!
他のイヤホン製品とは異なり、AppleのAirPods Pro2は専用のスマホアプリがありません!
但し、iPohneや、iPadなどのIOSデバイスでは、OSから各種機能を使う事ができます。
以下に対応機能一覧を示します。
項目 | Air5 Proの対応機能 |
ノーマル、NC、外音取り込みの切り替え | 〇 |
NCのモード設定 | 〇:4モード 適応、常時ON、OFF、外音取り込み |
外音取り込みの切り替え | 〇:2モード 標準、聴力補助(補聴器機能) |
空間オーディオ | 〇 関連してヘッドトラック、カメラをつかったパーソナライズがある。カメラが対応している必要あり。 |
EQプリセット | なし |
EQマニュアル調整 | なし |
聴力測定→EQ自動生成 | なし |
BT モード切替 | なし |
BT コーデック切り替 | なし |
マルチポイントON/OFF | なし |
タッチ操作のON/OFF | なし |
タッチ操作のカスタマイズ | 〇 |
装着状態テスト | なし |
イヤホン場所検出 | 〇 (ケースから音がなる!!) |
FWアップデート | 〇 |
通知音言語設定 | なし(音声ガイダンスは無く、効果音でガイド) |
他のイヤホンではあまり見られない、聴力補助なる機能があります。
これはAirPodsPro2を用いて、聴力測定をし、それに合わせて外音取り込み機能で取り込んだ音をブーストして聞かせてくれるという、いわゆる補聴器、のような機能です。
補聴器はちょっとしらべてみると安くても10万前後と非常に高価です。
それを踏まえると、ちょっと補聴器を試してみたいという方にもよいのかもしれません。
が、素人があまりどうこう言う領域ではなさそうなので、ぜひ気になった方は知り合いに試させてもらうのが良いかと思います!!

僕は難聴ではなく、この機能を使う必要性はないようです。
音量が大きくなることは確認できましたが、難聴の方にどれだけ効果があるのかは不明です。
とはいえ、安く試せる、というのは良いですね!!
バーチャル試聴
以下、youtubeでノイキャンイヤホンの比較対象としてApple AirPods Pro2を比較機種として用いています。是非確認してみて下さい!
特に、以下のSOUNDPEATS の最新のノイキャンイヤホン Air5Proとの比較が参考になるかと思います。
この後の個別の性能の評価へのコメントでも触れますが、ノイキャン性能だけみるとかなり他社のノイキャンイヤホンも追いついてきており、上記のSOUNDPEATS Air5Proも見劣りしないレベルになってきています
一方で、
- 装着の快適さ(密閉イヤホンでは断トツに着け心地が良く、一番長く装着していられる)
- 外音取り込みの自然さ(これも他のイヤホンと比べて断トツに良い)
の二点が今でもなかなか他社のイヤホンが追い付いておらず、AirPods Pro2の大きな魅力だと個人的には感じています。
ノイキャンの性能だけがとにかく重要!!という方はそれこそ上記のSOUNDPEATS Air5Proでコスパよくノイキャンイヤホンを導入できますが、日々長時間使う中でiPhone等との連携の自然/快適さや、長時間装着していても疲れない装着感など、その他の総合的な魅力を考えると、コストに見合った価値がまだまだ十分にあると感じます!!

色々使い分けを楽しんでるけど、Air Pods Pro2は壊れたらまた買うって位には最も使ってるデバイスの一つです!!
それでは、バーチャル試聴を通じて測定したデータを用いながら個別の性能を見ていきます。
音質
Air Pods Pro2の音の周波数特性は以下の通りでした。
参考、比較としてAppleの有線イヤホンEarpodsと、
現時点で市場でかなり新しい競合機種のSOUNDPEATS Air5 Proも表示しています。

グラフからも読み取れる音の印象は以下の通りでした。
- 比較的Flatなバランス

特段高音質!!と他のオーディオブランドと比較して感じるようなものではないですが、普通に良い音で特に不満はないです。
熱烈なオーディオファンが求めているような方向性ではないかも。
ここは良くも悪くも普通という印象です。
オーディオ機器、というよりかは、スマホアクセサリ、という立ち位置を感じます。
ノイズキャンセリング性能
ノイズキャンセリングの性能です。
イヤホン未装着時との比較で音がどれだけ減ったかを見てください。
同様にSOUNDPEATS Air5Proも比較として載せます
まずはPinkNoiseでの測定結果

続いて、地下鉄の音です。

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。
- NC性能は総合力でまだまだ1位(勝ってる周波数もある)
- 削減量は非常に大きい! 地下鉄音等の騒音化でも快適!

いわずもがなの性能。
飛行機乗るときの耳栓としてかかせない!!
外音取り込み
外音取り込み機能の音質です。
どれだけ自然な音色で取り込めるかで、長時間装着時の快適度や、外出時に周囲の音を聞きたい等のユースケースに向いているかが確認ポイントになると思います。

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。
- グラフでは生音との差があるが、体感は超自然!(なんでだ?)

外音取り込みは自分が試した事があるイヤホンのなかで未だに断トツ1位の自然さです。これだけでAir Pods Pro2を選ぶ理由になるかも。
測定結果から読み取れる事と体感の差は気になるので継続調査してみます。。。
上述の通り、今の所世の中にあるイヤホンの中で最高の外音取り込みの自然さです。
装着感も非常に快適なのも相まって、ずーっと外音取り込みで装着していると、装着しているのを忘れてしまいそうになるくらに自然で快適です!!
装着感は耳の形などにも依ると思うので、心配な方は是非店頭等で試してみてください。
通話性能
最後に通話性能です。
音声を再生した際の収音特性をグラフにしています。
デバイスをつけていない時 (青色)と一致しているほど実際の声の音色に近いと言えると思います。

続いて、地下鉄の音と同時に音声を出した音を収録したものです。
音声はほぼ地下鉄の音にかき消されてしまうような環境で、通話用の音声信号処理でどれだけノイズを抑制できるか?がポイントになると思います。

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。
- 最近のイヤホンと比べるとノイズ削減量では負けてる印象
- ノイズ抑制自体はされているので、普通に通話するよりはもちろん通話しやすい!

ここが唯一の惜しいポイントかな?
まとめ
いまさらですが、 現在最も売れているであろうAppleの AirPods Pro2のレビューをしてきました。
Apple Air Pods Pro2は発売後3年以上たちますが、未だに最高クラスのノイキャンそして、唯一無二の外音取り込み性能を有しており、Apple製品とのシームレスな接続ができ、未だに色褪せない魅力があります!!
Air Pods Pro3がそろそろ来るのではと噂されている今日この頃ですが、
- そんなの待ち切れない! 今ある中でiPhoneに一番ぴったりのイヤホンがほしい!という方
- 最新は高いだろうから、少しでも安くAppleデバイスで統一したい方
- Air Pods Pro3が発売されたら比較して決めようとしている方
是非本Blogの情報を参考に購入を検討してみてください。
また、途中で比較対象としてでてきたSOUNDPEATS Air5Proのように、その他のイヤホンのレビューもしていますので、是非参考にしてください。
それではまた。
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