【バーチャル試聴有】final ZE500 for ASMR。ASMR特化の超極小寝ホン!【詳細レビュー】

Thumbnail of review blog of ZE500 for ASMR by final ガジェットレビュー

今回は、日本のオーディオブランドfinalから発売されている、ASMR専用の完全ワイヤレスイヤホン、final ZE500 for ASMR をレビューしていきます。

この商品、以下のような方にはぴったりの製品となっています!

  • ASMRや音声コンテンツを寝ながら快適に聴きたい
  • 長時間の装着で耳が疲れないイヤホンを探している人
  • 人の声の再現性を重視している人

finalは有線イヤホン「E500」でASMRファンの間で定番となっており、その技術を活かした待望のワイヤレス化がこのZE500 for ASMRです。COTSUBU比で約35%も小さくなった超極小サイズと、近接的な「声」の再現に特化した音質が最大の魅力となっています。

  • 学生の頃から楽器やオーディオ機器を買い漁り
  • エンジニアとして日々様々な機械を作ったり使ったり

そんな僕が、測定データやバーチャル試聴も交えて、わかりやすく魅力をお伝えしていきたいと思います

かっぱず
かっぱず

持ってる中でダントツの小ささ!!

final ZE500 for ASMR 製品概要

finalは日本の音響メーカーで、エントリーモデルからハイエンドまで幅広いイヤホン・ヘッドホンを展開しています。特にASMR向けの製品開発に定評があり、agブランドの「COTSUBU for ASMR」シリーズも人気を博しています。

https://amzn.to/3Ke8LXC

final ZE500 for ASMRは2025年4月18日にfinalから発売された、ASMR専用の完全ワイヤレスイヤホンです。
finalの定番ASMR有線イヤホン「E500」の音質をワイヤレスで超えることを目標に開発された、まさにASMR特化型のイヤホンとなっています。

Amazon.co.jp: final (ファイナル) E500 カナル型 イヤホン【 VR バイノーラル ASMR 360オーディオ推奨】 ブラック : 家電&カメラ
Amazon.co.jp: final (ファイナル) E500 カナル型 イヤホン【 VR バイノーラル ASMR 360オーディオ推奨】 ブラック : 家電&カメラ
Amazon.co.jp: final (ファイナル) ZE500 for ASMR ワイヤレスイヤホン・超小さい・寝ホン推奨 (Cream) : 家電&カメラ
Amazon.co.jp: final (ファイナル) ZE500 for ASMR ワイヤレスイヤホン・超小さい・寝ホン推奨 (Cream) : 家電&カメラ

価格は8,980円と、TWSイヤホンとしては標準的な部類と思いますが、最近は多機能で低価格な製品も多いです。

その中でZE500 for ASMRを選ぶ決め手は何か? 詳しくみていきたいと思います。

かっぱず
かっぱず

安くて魅力があるとつい買っちゃうね\(^o^)/

基本仕様

スペックはこんな感じです。

項目ZE500 for ASMR
発売日2025年4月18日
価格8,980円
接続方式Bluetooth 5.4
対応コーデックSBC, AAC
再生時間イヤホン単体: 最大4.5時間 ケース込み: 最大18時間
重量イヤホン本体 : 約3g (片耳)
防水性能IPX4 (イヤホン本体のみ)
充電端子USB Type-C
ワイヤレス充電対応
マルチポイント非対応
その他機能イヤホン本体の急速充電、ASMRモード(操作音の無効化)、ボリュームステップ最適化、専用アプリ対応

特徴的なのは、COTSUBU比で約35%小さい超極小サイズと、ASMRモード搭載という点です。

IPX4の防水性能は、汗や水しぶきには耐えられるレベルで、寝ている間の使用には十分です。

ワイヤレス充電に対応しているのも便利ですね。

一方で、マルチポイント非対応やLDAC非対応など、機能面では控えめになっています。これはASMRに特化するために小型化を優先した結果なんですかね。

かっぱず
かっぱず

電池持ちが微妙に短いが、4.5時間あったらさすがに寝落ちするって事か、、、

それでは細かく実物を見ていきます。

開封の儀と付属品

さっそく開封の儀といきたい所ですが、昔にかったので箱はどこかに行きました\(^o^)/すみません。。

以下公式引用です。

公式引用 : 付属のイヤピ

デザインとサイズ感

サイズと外観も見ていきましょう。

ケース

ケース比較 正面視:左(AirPodsPro3)、 右(ZE500)
ケース比較 正面視:左(AirPodsPro3)、 右(ZE500)
ケース比較 厚み:左(AirPodsPro3)、 右(ZE500)
ケース比較 厚み:左(AirPodsPro3)、 右(ZE500)

ケースサイズの比較です比較。かなりコンパクトで持ち運びやすいサイズ感です。
ポケットに入れてもきになりません。
予備機として忍ばせておくのみ良いかも。

ケースの蓋を開けた様子
ケースの蓋を開けた様子

ペアリングボタンはケースの蓋をあけた真ん中の位置にあります。

本体

以下比較画像です。複数種類と比較しています。

AirpodsPro3との比較
AirpodsPro3との比較
FinalZE300との比較
FinalZE300との比較
Final E500との比較
Final E500との比較

ZE500 for ASMRは本当に小さく、COTSUBU比で約35%も小さくなっています。この小ささが装着感に大きく影響します。

イヤピを外してみた図
イヤピを外してみた図

イヤピはちょっと独特で、本体全体を覆うようなカバーとイヤピが一体(S/M/Lが付属)となっています。
かなり小さいので、イヤピが外れてしまって耳の穴に残ってしまう、、、みたいな事の防止かもしれませんね。

イヤーピースに他社製品を使うなど、カスタマイズ性を求める方には少し残念なポイントかもしれません。

かっぱず
かっぱず

写真で伝わっているかわからないですけどマジで小さい!!

装着感

ここからが本題です。
ZE500 for ASMRの最大の魅力は、この超極小サイズによる圧倒的な装着感の良さです。

ZE500を装着した様子 : 横から
ZE500を装着した様子 : 横から
ZE500を装着した様子 : 横から
ZE500を装着した様子 : 横から
ZE500を装着した様子 : 正面から
ZE500を装着した様子 : 正面から

見て頂くとわかりますが、耳からほとんどはみ出していません!!
この疑似耳は人間の耳と比較するとやや小さめなので、多くの人は装着時に耳から飛び出ないと思います。

また、耳に差し込む音道部分も細めかつ、浅めで、イヤピ自体のフィット感もかなりソフトに感じます。

音道部分の太さ比較 vs AirPodsPro3
音道部分の太さ比較 vs AirPodsPro3

また、ASMRポートと呼ばれるムレ防止用の溝があり、長時間使用しても耳道内がムレにくく、鼓膜への負担も軽減されるとの事です。
比較確認のような事ができないので効果に関してはなんとも言及しにくいです。

公式引用 ; ASMRポート詳細
公式引用 ; ASMRポート詳細

超極小サイズであることで、以下のような良さがあると思います!!

  • 横向きで寝ても耳が痛くならない
  • 寝返りを打っても外れにくい
  • 長時間装着しても圧迫感がほとんどない

実際に2時間以上装着してテストしましたが、全く苦痛に感じませんでした。

かっぱず
かっぱず

装着感は所持しているイヤホンの中でもトップクラス良い!! AirpodsPro2が印象としては近いかも??

接続性とアプリ

マルチポイント

残念ながら、ZE500 for ASMRはマルチポイント非対応です。
これはASMRに特化するために小型化を優先した結果だと思われます。
そうだとしてもちょっと残念、、、

専用アプリ「final Connect」

finalのZE500 for ASMR 専用アプリ「final ZE500 for ASMR APP」(iOS/Android対応)が用意されています。他の製品で使うfinal connectとは違うアプリなので要注意です!!

「ZE500 for ASMR」専用アプリ
「final ZE500 for ASMR APP」は、ZE500 for ASMR専用アプリです。ASMRモード、ボリュームステップ最適化など、入眠時・ASMR・音声コンテンツ専用イヤホンに必要な機能を搭載しています。
ホーム画面
ホーム画面

アプリでできることは以下の通り:

ASMRモード

  • タップ操作とガイダンス音声を無効にする機能
  • 誤タッチを防ぎ、ASMRへの没入感を高める

ボリュームステップ最適化

  • スマートフォンの音量調整よりも細かく音量を調整できる機能
  • 「あと1ステップ上げたい」「もう少し小さな音量で聴きたい」という問題を解消
  • 就寝時の静かな環境で最適な音量を見つけやすい
ボリュームステップ最適化画面
ボリュームステップ最適化画面

その他の機能

  • イヤホンのバッテリー残量表示
  • ファームウェアアップデート
  • タッチ操作のカスタマイズ(再生/停止、電話の応対/終了のみ)
かっぱず
かっぱず

なんでこれだけ別アプリなの、、??
最初final connectに繋ごうとしてつながらずハマったわ、、、

音質関連 #バーチャル試聴、データ付き!!

最後に恒例にしているバーチャル試聴とデータをお見せしながら音質やマイク音質をレビューしていきたいと思います。

動画は鋭意編集中です。少々お待ちを、、、

音質

結論から言うと、ZE500 for ASMRの音質はE500を一段クリアーにしたような印象で、ASMRのタッピング音等がより鮮明に聞こえて、いわゆるゾクゾク感がちょっぴり感じやすく、ASMRコンテンツとの相性がより高まったような音質の印象です。

finalは有線イヤホン「E500」でバイノーラル録音専用イヤホンとして定評がありましたが、ZE500 for ASMRはその音質をワイヤレスで超えることを目標に開発されましたとのことです。

音質の特徴

  • 人の声の輪郭がはっきりしている
  • 息遣いや抑揚まで繊細に聴こえる
  • 川の音や虫の鳴き声などの強弱・方向まで再現
周波数特性比較 : 黒(E500) 赤(ZE500 for ASMR)
周波数特性比較 : 黒(E500) 赤(ZE500 for ASMR)

赤いグラフのZE500は確かに高域でE500と異なり、より高い、繊細/クリアな音を表現できるようになったと言えそうな特性をしています。
それ以外はベースモデルがE500なだけあって似てますね。

注意点と思われるのは

  • 音楽再生には向かない(かも)
  • ノイズキャンセリング非対応

ZE500 for ASMRはASMR・音声コンテンツ専用設計です。
音楽を高音質で楽しみたい方は、別のイヤホンを検討した方が良いかもしれません。
すでにE500を所持していて気に入っている方は問題ないと思います。

かっぱず
かっぱず

リッチな低音感とか超高音質を求めなければ普通に音楽用とも使えると個人的には感じるよ!価格相応の音質!

マイク音質

筆者の主観評価のみですが、マイク音質のレビューです。

通話などに使うマイク音質は標準的と感じました。
ノイズ抑圧等の効果はあまり感じず、マイク性能は必要最小限といったところです。

特段高音質のヘッドセットの様な用途を求めなければよいですが、相手に聞き取り安い音声や、長時間の会議や重要な通話には、通話特化型のイヤホンやヘッドセットの方が良いでしょう。

まとめ : final ZE500 for ASMR レビュー総括

今回はfinalのASMR専用ワイヤレスイヤホン「ZE500 for ASMR」をレビューしました。

8,980円と昨今のTWS市場では最安とは言えない価格ではありますが、

  • COTSUBU比で約35%小さい超極小サイズ
  • ASMR専用に開発された音質
  • ボリュームステップ最適化

と、まさにASMR・寝ホン専用として究極を目指した設計となり、この製品だけの魅力があると思います!

装着感の良さは僕が試した事のあるデバイスの中でもトップクラスで、横向きで寝ても耳が痛くならず、寝返りを打っても外れにくい、まさに寝ホンの理想形とも言えます。

音質も人の声の再現性が非常に高く、ASMRコンテンツへの没入感は抜群です。

ただし、バッテリー持ち(約4.5時間)の短さや、イヤーピースが専用設計で交換できない点など、いくつか気になる点もあります。

最後に、どんな人にオススメできるか、できないかをまとめます。

こんな人にオススメ!

  • ASMRや音声コンテンツを寝ながら快適に聴きたい
  • 装着感を最重視している人
  • 人の声の再現性を重視している人
  • 有線イヤホン「E500」のワイヤレス版を探していた人

こんな人には向かないかも、、、?

  • 音楽を高音質で楽しみたい人
  • マルチポイント機能が必須の人
  • バッテリー持ちを重視する人(5時間以上必要な人)
  • イヤーピースをカスタマイズしたい人
かっぱず
かっぱず

ニーズから作り上げたであろう特化具合で、寝ホン、ASMRイヤホンを求めている人への究極の一品!

final (ファイナル) ZE500 for ASMR ワイヤレスイヤホン・超小さい・寝ホン推奨 (Cream)
超極小筐体&一体型ソフトイヤーピースによる快適な装着感を実現 ASMRに特化した新チューニング&新設計「ASMRポート」&新機能「パトラと添い寝モード」を搭載し安眠用としても最適な究極のASMRイヤホンが誕生

他にも色々なASMR向けイヤホンをレビューしているので参考にしてください。


製品リンク・関連記事

関連製品

ZE300

  • 価格: 約5,980円
  • 特徴: COTSUBUシリーズのNCを搭載した最新モデル

E500 (有線イヤホン)

  • 価格: 約3,000円
  • 特徴: ASMR定番モデル、バイノーラル録音専用
  • ZE500の元となった製品

参考情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました