こんにちは、和太郎です。
半年ほど愛用しているゲーミングヘッドセットアンプ、EPOS GSX300のレビューの詳細レビューです。
この記事がおすすめな人
PC(パソコン)+イヤホン・ヘッドホンの音をもっと良くしたいけれど、何をすれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そんな方に、
- 学生の頃から楽器やオーディオ機器を買い漁り
- PCでFPSを10年以上、1万時間以上遊び倒し
- エンジニアとして日々様々な機械を作ったり使ったり
そんな僕の知識・経験からわかりやすくお伝えできればと思います!
EPOS GSX300 とは?
まずはEPOSってどんな会社が作ってるの?信頼できるの?という点を簡単に確認してみましょう。 興味がなければ飛ばしても大丈夫です◎
EPOSはDemantという補聴器等の聴覚機器(医療機器なのでとっても品質に厳格)を扱うデンマークの会社によって設立され、のちにドイツの老舗オーディオメーカーのSENHEISERと合弁会社化し、最終的に合弁は解消され、新たな法人となったゲーミングデバイスメーカーです。
最近まで合弁関係にあったSENHEISER(ゼンハイザー)はドイツの老舗オーディオ機器メーカーで、主にイヤホン、ヘッドホン、マイクなどが有名だと思います。
ゲーミングデバイスが欲しくて調べている人にとっては、このメーカー名を聞いてあまりイメージが沸かない方もいるかもしれませんね。
ヘッドホン、イヤホンといったらこのメーカー(会社)だよね!と言うオーディオ好きな方が一定数いたり、ミュージシャンのようなプロにも使われるようなメーカーです。
外付けヘッドホンアンプとは?
色々似たような名称や商品があり、混乱されている方もいるかと思います。
オーディオインターフェース、ヘッドセットアンプ、サウンドカード… これらは基本的な機能は同じで、用途やパソコンにどのような形式で接続されるかで呼ばれ方決まっていると思います。
詳細はいずれ解説したいと思いますが、簡単にそれぞれどんな人向けなのかまとめます。
サウンドカード
一般的にこんな見た目の物を言います。
デスクトップPCに内蔵するタイプです。
余計なデバイスを机の上に置いたりするのが嫌な人に向いていると思います。
オーディオインターフェース
一般的にこんな見た目の物を言います。
USBケーブルでPCに外付けして使うタイプで、楽器の録音、楽曲制作で使われる用途のものです。
歌ってみたや、Live配信等したい人におすすめです。
ヘッドセットアンプ/ゲーミングアンプ
今回紹介するGSX300がこれ
このタイプもUSBケーブルでPCに外付けして使い、メーカー独自のゲーム用の音設定機能がある場合が多く、VC(ボイスチャット)用の機能がついてるケースも多いです。
PCで友達とVCを繋ぎながらFPSなどのオンラインゲームを楽しみたい人におすすめです。
ヘッドホンアンプ
ゲーム目的の人にはちょっと注意が必要なタイプです。
主に音楽を楽しみたい人向けのもので、Mic入力や音設定機能のようなゲーム向けの機能が無いケースが多く、場合によってはPCと接続できない物もあります。よくわからない人は避けた方が無難かも。
GSX300 基本スペック
前置きが長くなりました。まずはGSX300のスペックから見ていきましょう。
スペックは下表のとおりです。
価格 | 10980円 (定価) |
サイズ | 91 mm + 81 mm + 41 mm |
重量 | 160[g] |
機器との接続方式 | USB2.0 |
付属品 | USBケーブル(1.2[m]) クイックスタートガイド 安全ガイド |
対応機器 | windowsPC #ps4でも再生はできる様ですが、専用ソフト(Gaming Suit)を用いた調整や、7.1chサラウンドなどの全機能は使えず、純粋なヘッドホンアンプとなってしまうようです |
オーディオ品質 | 2ch(ステレオ再生時)は96k[Hz]24[bit] 7.1ch(サラウンド再生時)は24k[Hz]16[bit] |
UI | Volumeコントロール Functionボタン |
搭載端子 | 3.5 mm ヘッドセット端子 3.5 mm マイク端子 micro USB |
その他 | 専用ソフト”Gaming Suit” を対応PC にインストールする事で音の調整や、Mic入力の調整が可能 |
開梱
僕はamazon限定のホワイトを買いました。
商品の梱包はこんな感じです。
外観
小型でシンプルでどんなインテリアにも合いそうな良いデザインだと感じます。
Functionボタンは音設定の切り替えか、7.1chサラウンドON/OFF、好きな方に専用ソフトを用いて割り当てる事ができます。
2ch時にはVolumeつまみ周囲が青色にひかり、7.1ch時はVolumeつまみが赤色に光ります。
専用ソフト Gaming Suit
EPOSの公式サイトから専用ソフト”Gaming Suit”をダウンロードする事ができ、対応PCにインストールする事でGSX300の全ての機能を活用する事ができます。
とても高機能で、このGaming Suitが使える事がGSX300の大きな魅力ではないでしょうか!? 主な機能は下記の通りです
基本機能 | Functionボタン設定 |
音質調整機能 | EQ(イコライザー) による音色の調整 7.1chサラウンド 残響時間設定 プリセット登録 |
Mic入力信号調整 | 音声強化機能 音量調整 サイドトーン ノイズゲート ノイズキャンセリング |
順番に見ていきます。
基本機能
起動時の画面です。
GSX300が正常にPCに認識されていると、GSX300の絵がGamingSuitに表示されます。
僕のは白ですが、黒が表示されるのはちょっと残念。。。
スマートボタンと表示されている箇所をクリックして、本体前面ボタンを押した際に、プリセット(あらかじめ保存しておいた音設定)を切り替えるか、サラウンドのON/OFF切り替えの好きな機能を割当てる事ができます。
画面下段のヘッドホンマークをクリックすると音質設定画面に移動、真ん中の人が喋っているようなアイコンをクリックするとMicの設定画面に移動できます。
音質設定
音質設定画面ではグラフィックイコライザー(音の音色を調整する機能)で自分の好みの音質に調整する事ができます。
また、通常のステレオ再生(2ch)か、EPOS独自のサラウンド処理(7.1ch)処理をONにするかも選択できます。
サラウンド処理ONの際は、残響というパラメータを設定する事ができ、音の響きの量を好みの量に調整する事ができます。
調整した音の設定はプリセットとして保存する事ができ、デフォルトでは4種類の音設定があらかじめ用意されています。
Mic設定
Mic入力も同様に多機能です。ここでの機能は主にVC(ボイスチャット)時に自分が喋った声を、通話相手にどのように聞かせるかを調整する機能になります。
VC相手から「声が聞こえにくい」や、「キーボードの音がうるさい」みたいな事を言われて悩んでる方必見です!
音声強化機能
EPOS独自のエフェクトである音声強化機能によって、自分の喋る声を好みの音色に変える事ができます。
ウォームだと太い感じの声に、クリアだと輪郭がはっきりする様な音質になります。
ゲイン
ゲイン機能で、相手に聞こえる自分の声の音量を自由に上げ下げできます。
サイドトーン
サイドトーン機能は、自分が喋った音を自分でも聞く事が出来るようにする機能で、どのように相手に自分の声が聞こえているのか確認できます。
自分に聞こえる音量を調整でき、各種Mic設定の効果を確認するのにも便利です。
ノイズゲート
ノイズゲート機能は、自分が喋ってない時のマウスのクリック音や、キーボードを叩く音の様なノイズを、VC相手に聞かせないようにする機能です。
ノイズゲートのレベルを設定する事ができ、レベルを大きくすると、大きなノイズを通さなくしますが、その代わりにある程度大きな声で喋らないと自分の声も通らなくなってしまいます。
レベルを小さくすると、小さな喋り声も通す代わりに、ノイズも通しやすくなります。
普段の自分の喋る声の大きさに合わせて設定しましょう。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング機能は、自分が喋っている際に入り込んでしまったノイズを低減する機能です。
キャンセルの強度を調整する事ができます。
よく音楽を聴く用のヘッドホン等に搭載されているノイズキャンセルとは異なる技術で、同じ様なキャンセル効果を出すことはできないです。強度を上げるとだんだん不自然な音になっていきます。
気になる音質は?
僕の所持しているゲーミングヘッドセットやイヤホンで実際にゲームをプレイして音質をチェックしてみました。
比較対象はデストッップ PCのオンボードサウンド(PCの音声出力そのまま)で、プレイしたゲームはFortniteです。
比較した印象は以下の通りです。
書いてはみたのの、これだと皆さんも中々どんな音なのか想像しにくいかなと思います。
どようなチェックを行ったのか、動画や音声ファイルを用意して、雰囲気を皆さんにも体感してもらえる様な記事を後日公開予定です。
GSX300がおすすめな人・おすすめじゃない人
GSX300がおすすめな人は下記のとおりです。
GSX300の購入を考え直してみた方が良いかもしれない人は下記の通りです。
さいごに
半年使ってみて、個人的には非常に満足しています。
僕はもともと楽器用のオーディオインターフェースを使っており、特に不自由していたわけでないのですが、興味をもって購入してみたところ、専用ソフトによる調整機能など使っていて便利で楽しい機能が多く、末長く使って行けそうです。
オンボードと比較して音質の向上もしっかり感じられます。
ゲーム用のアンプは2万前後する機種も多い中、GSX300は1万円前後にもかかわらず機能的には負けておらず、非常にコストパフォーマンスが高いと思います。
ヘッドセットアンプに興味を持ってる人の最初の一台にいかがでしょうか?
もし購入の参考になったよって方がいましたら、下記リンクから購入してくれると嬉しいです!
購入した方は、途中で出てきた専用アプリのGaming Suiteのインストール方法、使用方法を解説した記事も用意したので併せてどうぞ。
EPOS Gaming Suite インストール方法解説
EPOS Gaming Suite 音質設定 効果・使い方解説
EPOS Gaming Suite Mic設定 効果・使い方解説
最後まで読んで下さり、有り難うございました!
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