【バーチャル試聴】SOUNDPEATS CC レビュー【イヤーカフで超快適!】

SOUNDPEATS CC レビュー記事サムネ ガジェットレビュー

今回は最近流行っている?イヤーカフ型のTWSイヤホン、SOUNDPEATS CC (pearl clip pro)を紹介したいと思います。

SOUNDPEATSは非常に多くの種類の高コスパなイヤホンを開発/販売している実績があり、僕も何種類も持っていますがどれも満足度が高い製品となっています。

今回紹介するCCはオープンタイプの中でもちょっと変わった装着方法のイヤーカフ型で、SOUNDPEATSとしては二世代目のイヤーカフ型になります。

本製品は以下の様な人にオススメできる商品となっていました。

  • 密閉だと耳が蒸れて気になる人
  • イヤホン使用中も周囲の音を聞けるようにしておきたい人
  • 普通のイヤホンだと装着感がイマイチな人
  • イヤーカフ型を低価格で試してみたい人

機能の詳細や、実際に使ってみて良かった点、気になった点、
そして、youtubeで音質を仮想的に体験できるコンテンツも用意して紹介しているので、
本製品が気になっている方は是非見て行ってください。 

本業エンジニアの僕の知識・経験からわかりやすくお伝えできればと思います。

製品概要

SOUNDPEATS CCは2024/10/18に発売された、最近ちょっと流行り?のイヤーカフ型のTWSイヤホンです。

ambieというメーカーの製品が一番最初のこのコンセプトで製品を出していましたが、最近一気にこのタイプのイヤホンが多くなりましたね。

ambie公式|耳をふさがない“ながら聴き”イヤホン
耳をふさがず音を楽しむ、ながら聴きオープンイヤーイヤホンambie(アンビー)公式サイト。音楽を聴きながら、周囲の音や声も聞こえる、イヤカフ型のデザインでアクセサリーのように1日中つけっぱなし。

有線タイプを昔使っていましたが、僕は少し耳が大きいのか、長時間つけていると耳が痛くなってしまった記憶があります。

それもあって、TWSタイプのイヤーカフ型が出始めてから気になってはいたものの、やや躊躇していましたが、この度ついに買ってしまいました!

和太郎
和太郎

耳が痛くなってしまったら、嫁がきっと使ってくれるだろう、、、

開封

SOUNDPEATS CC パッケージ写真
パッケージ
箱を開けた様子
内容物
ケースと本体の写真
本体。耳に触る所はラバーで表面はつやつや。

基本仕様

まず仕様です。追って注目仕様の詳細を取り上げていきます。

項目仕様
接続方式Bluetooth Classic
Bluetoothの規格Bluetooth 5.4
対応BluetoothコーデックAAC, SBC
Active Noise Cancelの有無イヤーカフタイプなので無し
バッテリの持ち時間6時間 (ケース込みで24時間)
通話機能の有無有り
空間オーディオ機能の有無無し
アプリを用いた音質調整
その他の機能SOUNDPEATSの専用App対応
マルチポイント
IPX5
ゲームモード(低遅延)
ムービーモード(多分サラウンド機能)

接続方式

最新のBluetoothバージョン5.4に対応しています 。
この最新規格により、従来のBluetoothバージョンに比べて、接続の安定性が大幅に向上し、データ転送速度も向上しています。また、遅延も低減されるため、動画視聴やゲームプレイ時でも、音と映像のズレを気にすることなく楽しむことができます。

また、最大2台のマルチポイント接続に対応しています。
マルチポイント接続とは、複数の機器と同時に接続できる機能です。例えばスマホとPCなどに同時接続しておけば、BlueToothの接続切り替えなしでそれぞれの音源を再生が可能で、とっても便利です!

因みに、最近対応する機器が多くなってきたLEAudioは非対応のようです
LEAudioは現在普及段階にあるので、なくても気になる事はないと思いますが、最近のイヤホンとしては非対応なのは珍しいようにもおもいます。
コストを下げるための割り切りポイントですかね。

コーデックは以下に対応しており、基本的な物のみ対応しています。

CodecCCの対応状況
SBC
AAC
LDAC
AptX-LL
AptX-Adaptive
AptX-LossLess
LC3(LE Audio)
Auracast
和太郎
和太郎

まあ、安いですし、、、

コーデックってなんぞ?って方は以下参考にしてください。

最大の特徴 イヤーカフタイプ! その装着性は?

CCは、最近流行っているイヤーカフ形状を採用しています

装着している様子の写真
装着している様子

イヤーカフ形状の特徴は以下と思います。

  • 耳をふさがない。オープンタイプでもかなり解放されてる部類だと思います。
  • イヤーカフ形状なので、ぱっと見イヤホンに見えない!?
  • 密閉していないので低音再生が苦手
  • 装着位置/状態で音がブレる

実際長時間装着して使ってみた装着感の感想としては、

  • 傾け方等によって装着感が変わる
  • フィットすると感じるつけ方にすれば、着けている事を忘れる位に快適
  • 逆にフィットしないつけ方だと、長時間つけていると少し痛い
  • 走る位の運動では落ちる事はないと感じる位安定している

といった感触で、昔使ったambieと比較して、かなり装着感は良かったです!!

想定されるオススメユースケースとしては

  • リビング等で家族の音/声を逃さず、家事や勉強中のながら聞き
  • オフィスでコミュニケーションにオープンな雰囲気を出しながらBGMを聞く
  • テレワーク用に、長時間湿気等の不快感レスのヘッドセットとして
和太郎
和太郎

最近作業中によく使ってるぞい!!

持ち運びサイズ

参考にAirpods Pro2と比較です。

AirPodsPro2と比較して、ケースの横幅等の外形はやや幅広め。厚みもやや厚いです。
とはいえ、ポケットにいれて持ち運べるサイズ感だと思います!

ケースの比較画像
ケースの外形はほぼ同じ
ケースの厚みの比較
ケースの厚み。ややAirPro5が厚い

IPX5対応

防水の規格であるIPX5に対応しています! 
IPX5はシャワーで水を浴びせられても故障しないような厳しい試験をクリアする必要があるグレードとなっており、実用的には以下のような状況に対応できる防水性能です

  • 雨の中での使用
  • 汗をかく運動中の使用

ただし、IPX5規格の機器は「水中への浸水」には対応していないため、プールや海などに沈めることはできません。水中での使用には、より高いIPX7以上の防水性能が必要となります。

ジムなどでの運動中に使いたい人や、雨等での故障が心配な人には安心ですね!

アプリ : EQ~ノイキャン設定まで他機能!

めっちゃ多機能です!! 以下に対応機能一覧を示します。

項目CCの対応機能
ノーマル、NC、外音取り込みの切り替えイヤーカフなので非対応
NCのモード設定イヤーカフなので非対応
外音取り込みの切り替えイヤーカフなので非対応
EQプリセット〇:10モード
EQマニュアル調整
聴力測定→EQ自動生成
BT モード切替Classic
BT コーデック切り替ゲームモード、ムービーモード
マルチポイントON/OFF無し(多分)
タッチ操作のON/OFF
タッチ操作のカスタマイズ
装着状態テスト無し
イヤホン場所検出
FWアップデート
通知音言語設定
和太郎
和太郎

ゲームモードはどのくらい低遅延になるのか今度遅延を測定したい、、、

バーチャル試聴

以下、youtubeでバーチャル試聴コンテンツを聞けますので、是非確認してみて下さい!

この後の各種測定結果がでてくる音はすべてバーチャル試聴動画で確認できますのでお楽しみに!

和太郎
和太郎

参考になると思うんで是非みてちょ

音質

SOUNDPEATS CCの音の周波数特性は以下の通りでした。
参考、比較としてAppleの有線イヤホンEarpodsと、
最も普及しているであろうノイキャンイヤホンのApple AirPodsPro2も表示しています。

CCの周波数特性
周波数特性

グラフからも読み取れる音の印象は以下の通りでした。

  • 音量は小さめ(同じボリュームでも)
  • 低音はオープンタイプなり。低音好きには物足りないかも
和太郎
和太郎

オープンタイプのデメリット。致し方なし。
高音質を求めてなければ普通に使えるレベル。

音のバランスはスマホAppを用いて自由に調整できますが、低音を増やすなどは限界があると思います。

ダイナミックEQ機能

不足しがちな低音を補うために、ダイナミックEQ機能があります。

おそらくですが、これは、小さい音量の時は低音再生に余裕が出るため、
音量が低い時は低音を多めに再生し、
音量が大きい時は、低音を減らしていく、
といった音量と連動するEQ機能が搭載されています。

以下に、音量を変えて測定した周波数特性のデータを示します。

ダイナミックEQの測定結果のグラフ
ダイナミックEQの周波数特性の測定

カーブの形を見比べてみて頂くと、

  • 小さい音量ではやや低音が上がる
  • 大きな音量では、途中から低音側の音量があがらない
和太郎
和太郎

オープンタイプで少しでも楽しんで貰おうというメーカー側の工夫ですな

通話性能

最後に通話性能です。

音声を再生した際の収音特性をグラフにしています。
デバイスをつけていない時 (青色)と一致しているほど実際の声の音色に近いと言えると思います。

通話音声の収音の特性のグラフ
音声の収音した際の周波数特性

続いて、地下鉄の音と同時に音声を出した音を収録したものです。
音声はほぼ地下鉄の音にかき消されてしまうような環境で、通話用の音声信号処理でどれだけノイズを抑制できるか?がポイントです。

通話時の測定グラフ
地下鉄音と音声収録時の周波数特性

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。

  • 実際の声より大き目の音量収音してくれる!
  • ノイズをかなり抑制してくれている!
  • ノイズが大きすぎると声がノイズと一緒にけされてしまう!
和太郎
和太郎

でも普通の環境ではかなり良い性能だと思います!!ヘッドセットにオススメ!

まとめ

最近流行り?のイヤーカフタイプのSOUNDPEATS CCを紹介してきました。

コンセプト的にはかなり尖っているので、万人向けではなく使う人を選ぶとおもいます。

セール時には6千円ちょっとと低価格なので、オープンで快適で、周囲の音を遮らず、イヤーカフタイプに低価格でチャレンジしてみたい人の最初のデバイスとして良いのはと思いました!

逆に、高音質なイヤホンを求めている人にはオススメできません!!

気になった方は是非以下から購入を検討してみてください!

また、Sound Peatsは他にも以下の様な特徴的なデバイスを販売しています。
追ってレビュー記事を作成していきますので、ぜひお楽しみに。


以下レビュー記事も参考にしてください!

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