Soundpeatsから登場した最新イヤカフ型ワイヤレスイヤホン「Clip1」を詳細にレビューします!
- 初めてのイヤカフ型イヤホンを探しているそこのアナタ!
- 低価格モデルからのステップアップを考えているそこのアナタ!
- PCとスマホの切り替えが面倒だと感じているそこのアナタ!
この記事では、LDAC対応の高音質、便利なマルチポイント機能、そしてリアルな装着感まで、バーチャル試聴や測定データを交えて徹底解説します。
- 学生の頃から楽器やオーディオ機器を買い漁り
- エンジニアとして日々様々な機械を作ったり使ったり
そんな僕が、測定データやバーチャル試聴も交えて、わかりやすくお伝えしていきたいと思います
この記事を読めば、Soundpeats Clip1がアナタにとって「買い」なのか?が分かるように詳細にレビューしていきます。

イヤカフイヤホンの流行りを感じる、、、!!
Soundpeats Clip1 製品概要
SOUNDOEATSはわりと新興の中国のオーディオ機器メーカーです。
かなり頻繁に、低価格にワイヤレスイヤホンをリリースしており、個人的に好きなメーカーの一つです。
新製品が発売されると気になってすぐ買ってしまいます\(^o^)/
Clip1はそんなSOUNDPEATSのイヤカフイヤホンの、4世代目?の製品になります。
公式ページに機能テンコ盛りなのが伝わるインフォグラフィックスがあり、これを見るとどんな特徴があるのかわかりやすいのではと思います!!


基本仕様
| 仕様項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | Bluetooth 5.4 |
| 対応コーデック | AAC, SBC, LDAC |
| ドライバー | 12mm ダイナミックドライバー |
| 連続再生時間 | イヤホン単体: 最大8時間 / ケース込み: 最大40時間 |
| 充電時間 | イヤホン: 約1.5時間 / ケース: 約2時間 |
| 防水性能 | IPX5 |
| 重量 | イヤホン片側: 約5g / ケース込み: 約55g |
| 特徴的な機能 | マルチポイント接続, Dolby Audio, 専用アプリ対応 |
いくつか特徴的な仕様がありますね。
まずLDACというハイレゾロスレスコーデックに対応しています。
これは結構高音質を謳うイヤホンによく採用される印象です。
個人的にはイヤカフは密閉タイプに比べるとやはり音質は落ちてしまうので、LDACの有無は気にする必要はないかなと感じてしまいます。。。
また個人的にうれしいのはマルチポイント接続対応な点です!
マルチポイント接続は複数の機器にペアリングをした状態で、再生する機器を入れ替える際に接続切り替え操作をスマホで行う事無く、音を出した機器の音を自動的に採用して再生してくれる機能です。
スマホとパソコン両方に接続しておいて、家ではパソコン、外出時はスマホで、といった際の切り替え操作がなく、非常に快適です!!
また、Dolby Audio対応というのもちょっと面白いポイントですね。
映画のサラウンド処理等で有名なDolbyによるエフェクトという事で、サラウンド感が強調された音を楽しむ事ができます。
youtubeやAmazon Prime、netflixなど、映像コンテンツへの利用を考えている方には非常に効果的な機能と思います!!

マルチポイントは一度体験すると無しにはもどれない\(^o^)/
デザイン、サイズ感
それでは開けていきます!

ケースは正直めっちゃでかいです\(^o^)/
イヤーフックタイプはケース大きい事多いですが、それ以外のイヤホンで持ってる中で断トツに大きい、、、 ポケットに入れるにはかなり無理があるサイズ感です。
(でけぇ、、、でけぇよ、、、)






ケースがでかいのはとっても残念、、、、
1世代前の pop clipと本体形状はほぼ同じなのになぜこんなにでかくなった、、、、
装着性
イヤカフって言ったら装着性がやっぱりきになりますよね。
耳へ取りついてる様子は以下の通りです。


上記から分かるように、耳を前後から挟み、耳の外周を避けるような装着構造となっています。
中には以下の様に耳の外周にぶつかるような構造の物もあるが、そのような物と比較して非常に装着感が良いです。

以下は手持ちのイヤカフの形状比較写真です。

見るとわかるようにClip1はSOUNDPEATSの前世代のイヤカフ、popc clipの形状を踏襲しつつ、ややアーチの形状が変わった形状となっています。
長時間使用した場合の装着感ですが、個人的にはややpop clipの方がアーチ部分の硬さが柔らかい為耳を挟む力が弱い事によって装着性が良く感じています。
次いでclip1が装着性が良いという印象です。
以下に比較モデル装着性の特徴を整理します。
| 装着感の順位 | モデル | 備考 |
|---|---|---|
| 1位 | SOUNDPEATS PoPClip (UU) | 一番耳を挟みこむ力が弱いと感じる |
| 2位 | SOUNDPEATS Clip1 | PoP Clipよりやや強みの挟みこみ力 |
| 3位 | SOUNDOEATS Perl Clip (CC) | 前後ともに球体の点接触なので力が集中しやすい?? |
| 4位 | SoundCore C30i | 耳の外周にぶつかる アーチ部分の柔軟性が無い |
この中であくまで僕の主観では、SOUNDPEATSのイヤカフの装着性は良好です。
ただし、耳の形は個人差も大きいと思いますので、参考までという事で。

pop clipには負けるが、十分快適な部類!
比較的多くの人に馴染みやすそうな形状に思えます。
音質関連 #バーチャル試聴、データ付き!!
それでは音質を見ていきます。
比較機種はSOUNDPEATSのpopclip(UU)、PerlClip(CC)と、AnkerのSoundCoreC30iです

音楽音質
以下が測定した周波数特性です。Clip1はグラフの青線の特性をしています。

音質はPopClip(グラフ赤線)から1〜2段進化したと感じます!
特に低音の量感と全体の質感が明らかに向上を感じ、明確な進化を感じます。
PerlClip(グラフ紫線)と比較すると低音感は負けています。
但し、Clip1の低音は単品で聞く分には物足りなさを感じるほどではなく、
全体の質感はPerlClipと比較して高く感じます。
よりバランス/品質の良い音質を好む方にはClip1の方がオススメと感じます。
低音重視の方にはPerlClipをオススメします。
SoundCoreC30i(グラフ茶色線)は相手にならないです。

clip1は音楽を楽しめるレベル低音感、質感を感じます!!
ダイナミックEQ
clip1はダイナミックEQ機能が搭載されています。
ダイナミックEQの説明の為に、以下に、Clip1の周波数特性を2つの音量で比較したデータを示します。

よく見ると、小さい音量の方が低音がより盛り上がったバランスになっているのがわかるでしょうか?
ダイナミックEQは主に以下の2点の使われ方をします。
- 人間のラウドネスという聴覚特性(低音は小さい音量ほど感じにくい)という特性に対応し、音量に合わせて低音のバランスを変化させる(低音の物足りなさを補完する)
- 機器の低音再生能力を最大限に活用するために、小音量では低音多めに、大音量では、低音を少なめに、といった音量に合わせた低音のバランス調整を行う
clip1の場合はどちらかというと2点目の側面での使われ方かと想像しますが、いずれにせよイヤカフが苦手とする低音再生を補う良い仕様だと感じます!

家の中で使う分には、グラフ上で音量が小さい方のバランスか、さらに小さいくらいの音量使う事が多いと思います。
外などうるさいところで使うと、グラフ上の音量が大きい方のバランスに近づき、この場合は低音はちょっと物足りなさがでるかも。
まとめ:SOUNDPEATS Clip1 は1万円以下イヤカフの優等生!
SOUNDPEATS Clip1は、装着性や、低音感、等といった一部のポイントでは他の機種に劣る部分があるものの、「進化した音質」、「便利なマルチポイント機能」、「軽快な装着性」、「Dolbyサラウンド」と多機能かつバランスの良く高い性能を持つ、万人受けするイヤホンイヤホン、という印象です。
ケースがどでかい、、、といった難点点はありますが、それを補って余りある魅力があります。
総合的に見て、Soundpeats Clip1はイヤカフデビュー機としても、低価格モデルからのグレードアップにも最適な一台と言えそうです。
最後に、改めてSOUNDPEATS Clip1がどんな人におすすめかを整理します。
こんな人にオススメ!
こんな人には向かないかも、、、?
複数イヤカフを持っていますが、今後は家中でのメイン機になりそうで気に入りました!
本Blogが参考になったよという方は是非、以下のLinkから購入を検討してみてください!
本記事には登場させられませんでしたが、とにかくイヤカフを最安で試してみたい!と言う人には、以下のUgreenのイヤカフをお勧めします! 音質もまあまあで、装着性も悪くなくて2999円です!!
また PerlClipは以下にレビュー記事をもありますので是非参考にしてください。



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