【バーチャル試聴あり!】SOUNDPEATS Air5【珍しいオープンNCイヤホン 詳細レビュー】

thumbnail-SOUNDPEATS-air5 技術ノート

今回は珍しくオープンタイプでノイズキャンセリング機能を持っているTWSイヤホンである、SOUNDPEATS Air5 を紹介したいと思います。

SOUNDPEATSは非常に多くの種類の高コスパなイヤホンを開発/販売している実績があり、僕も何種類も持っていますがどれも満足度が高い製品となっています。

オープンタイプの特徴は何といっても耳を塞がない快適さと、イヤーカフタイプ等のオープンタイプと比較して音質が良い事です!

長時間快適で高音質にイヤホンを使いたい方にとってもおすすめです。
youtubeで音質を仮想的に体験できるコンテンツも用意しているので、音質が気になっている方は是非見て行ってください。 

  • 学生の頃から楽器やオーディオ機器を買い漁り
  • エンジニアとして日々様々な機械を作ったり使ったり

そんな僕の知識・経験からわかりやすくお伝えできればと思います。

製品概要

SOUNDPEATS Air5は2024/5に発売されたの、オープンタイプでノイキャンを搭載したワイヤレスイヤホンになります。

SOUNDPEATS Air5 パッケージ
パッケージ
SOUNDPEATS Air5 本体
本体。マットタイプ。

基本仕様

まず仕様です。追って注目仕様の詳細を取り上げていきます。

項目仕様
接続方式Bluetooth Classic
Bluetoothの規格Bluetooth 5.4
対応BluetoothコーデックaptX Lossless, aptx, AAC, SBC
Active Noise Cancelの有無オープンだけど〇!
バッテリの持ち時間6時間 (ケース込みで30時間)
通話機能の有無有り
空間オーディオ機能の有無
アプリを用いた音質調整有(PeatsAudioアプリによるEQカスタマイズ)
その他の機能IPX5対応

接続方式

最新のBluetoothバージョン5.4に対応しています 。
この最新規格により、従来のBluetoothバージョンに比べて、接続の安定性が大幅に向上し、データ転送速度も向上しています。また、遅延も低減されるため、動画視聴やゲームプレイ時でも、音と映像のズレを気にすることなく楽しむことができます。

またAir5は、最大2台のマルチポイント接続に対応しています。
マルチポイント接続とは、複数の機器と同時に接続できる機能です。例えばスマホとPCなどに同時接続しておけば、BlueToothの接続切り替えなしでそれぞれの音源を再生が可能で、非常に便利です!

コーデックは以下に対応しており、標準的なコーデック+Qualcomの高音質コーデック、AptX/AptXLosslessに対応しています。

CodecAir5の対応状況
SBC
AAC
LDAC
Apt-X
AptX-LL
AptX-Adaptive
AptX-Lossless
LC3(LE Audio)
Auracast
和太郎
和太郎

ロスレスコーデックも試せる!

コーデックってなんぞ?って方は以下参考にしてください。

オープン型でノイズキャンセリング機能搭載!

Air5は、オープンタイプでは珍しいノイズ低減を可能にする適応型NCを搭載しています。

オープンタイプは初代AirPosがそうだったように、よくあるイヤホンの様にイヤーピース (耳栓) 部分が無く、装着時は耳にはめ込む or ひっかけるようなイメージで装着します。

耳栓が無いので、閉塞感が無く快適な装着感で長時間の装着が苦になりません!
また、外の音も聞こえるので、周囲の音や、例えば家族に話しかけられたりした際に気付く事ができ、音量次第では装着したまコミュニケーションもとることができます。

一方で、イヤーピースで密閉していない分、低音再生能力が劣ったり、ノイズキャンセリングの機能がついてない物がほとんどですが、Air5はノイズキャンセリング機能を搭載しています!!

果たしてオープンでありながらどのような低音、ノイズキャンセリング性能なのでしょうか!?

後ほどバーチャル試聴を用意していますので、是非聞いてみてください!

持ち運びサイズ

参考にAirpods Pro2と比較です。

ケースの横幅はAir5の方が狭いですが、。厚みはややAir5の方が厚いです。
全体的には小型で、ポケットにいれて持ち運べるサイズ感だと思います!

ケース外形
ケースの外形はAir5が幅が狭く縦長
Air5ケース厚み
ケースの厚み。ややAir5が厚い

IPX5対応

防水の規格であるIPX5に対応しています! 
IPX5はシャワーで水を浴びせられても故障しないような厳しい試験をクリアする必要があるグレードとなっており、実用的には以下のような状況に対応できる防水性能です

  • 雨の中での使用
  • 汗をかく運動中の使用

ただし、IPX5規格の機器は「水中への浸水」には対応していないため、プールや海などに沈めることはできません。水中での使用には、より高いIPX7以上の防水性能が必要となります。

運動中に汗をかいても大丈夫、、、、と思ったりもしますが、オープンタイプの特徴として、がっちり装着しているわけでは無い為、運動などしたら耳からイヤホンが落ちてしまう可能性があるような装着感です。
どちらかというと、雨や、家事をしている際に濡れた手で触って大丈夫、というユースケースが想定されているように感じます。

アプリ : EQ~ノイキャン設定まで他機能!

めっちゃ多機能です!! 以下に対応機能一覧を示します。

項目Air5の対応機能
ノーマル、NC、外音取り込みの切り替え〇 : ノーマル/NCの2モード
NCのモード設定〇:5モード
外耳道の形によるノイズキャンセリングの調整用
外音取り込みの切り替えオープンなので無し
EQプリセット〇:9モード
EQマニュアル調整
聴力測定→EQ自動生成
BT モード切替Classicのみなので無
BT コーデック切り替ゲームモードの選択
マルチポイントON/OFF
タッチ操作のON/OFF
タッチ操作のカスタマイズ
装着状態テスト
イヤホン場所検出
FWアップデート
通知音言語設定
和太郎
和太郎

ノイキャンの外耳道タイプ選択は結構効き目の印象変わりました!

バーチャル試聴

以下、youtubeで音質やノイキャンの効き目、通話音質等を疑似体験できるバーチャル試聴コンテンツを聞けます!是非確認してみて下さい!

和太郎
和太郎

実物と比較しても結構特徴をとらえてるとおもうよ!

音質

SOUNDPEATS Air5の音の周波数特性は以下の通りでした。
参考、比較としてAppleの有線イヤホンEarpodsと、
最も普及しているであろうノイキャンイヤホンのApple AirPodsPro2も表示しています。

Air5-FreaquencyResponse
周波数特性

グラフからも読み取れる音の印象は以下の通りでした。

  • オープンタイプとしてはリッチな低音。
  • でも密閉タイプ(AirPodsPro2)にはやはり低音は負けている。
和太郎
和太郎

やっぱり密閉型には低音は負けてしまいますね。
でも普段普通に音楽を聴く分にはそこまで不満は感じないかな。
音楽に没頭したい、超高音質で聞きたい、クラブのような低音重視!という人には向かないかも。

音のバランスはスマホAppを用いて自由に調整できるので、もう少し低音が欲しい、、、などあれば、もう少しの調整は可能と思います。

ノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリングの性能です。
イヤホン未装着時との比較で音がどれだけ減ったかを見てください。
同様にAppleのAirPodsPro2も比較として載せます

まずはPinkNoiseでの測定結果

Air5-NCPerformance-PinkNoise
ノイズキャンセリング性能:PinkNise

続いて、地下鉄の音です。

Air5-NCPerformance-TrainNoise
ノイズキャンセリング性能:地下鉄音

わかるでしょうか、、、
青い線から黄色い線への変化がSOUNDPEATS Air5のオープンノイキャンの効果です。

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。

  • NCは効果はあるけど、NCイヤホンが欲しくて買うとがっかりするレベル
  • でも、オープンタイプだけど、確かにノイキャンの効果が見てとれます!
和太郎
和太郎

オープンノイキャン、、、不思議な感覚です、、

空調とかPCのファンとか、身近にある地味なノイズを消し去ってくれます。
うるさいノイズもうっとおしさを低減してくれる感覚があります!

使ってると気づきにくいけど、NCをoffにしたり、イヤホンを外すと効果がわかるような、縁の下の力持ち的な効果!?

ただ、やはりノイキャンイヤホンが欲しい人にオススメするものではないかな。

通話性能

最後に通話性能です。

音声を再生した際の収音特性をグラフにしています。
デバイスをつけていない時 (青色)と一致しているほど実際の声の音色に近いと言えると思います。

Air5-PhoneCallPerformance-VoiceOnly
音声の収音した際の周波数特性

続いて、地下鉄の音と同時に音声を出した音を収録したものです。
音声はほぼ地下鉄の音にかき消されてしまうような環境で、通話用の音声信号処理でどれだけノイズを抑制できるか?がポイントになると思います。

Air5-PhoneCall-Performance-TrainNoise
地下鉄音と音声収録時の周波数特性

グラフからも読み取れる、実際に体験してみて感じた印象は以下の通りです。

  • ノイズ無し環境ではしっかり音声を拾ってくれる!音量大き目。
  • ノイズ環境下でもノイズ抑制機能がしっかりきいてる!
和太郎
和太郎

通話性能はかなり良い方と感じます。

テレワークなんかにもってこい!!

まとめ

SOUNDPEATS Air5はオープンタイプの快適な装着性に、ちょっと珍しいノイズキャンセリングを備え、そしてテレワークにも安心な高性能な通話機能を備えたちょっと変わったイヤホンでした!!

快適な装着感でなるべく高音質を求める方に向いていると思います。

  • 家で長時間イヤホンを使いたい方に
  • テレワークでヘッドセットが必要な方に
  • 周囲の音を聞こえるように、家族とのコミュニケーションを維持しながらイヤホンを使いたい方

SOUNDPEATS Air5を試してみてはいかがでしょうか!?
僕も嫁も家の中での作業中での使用頻度はかなり高いです!!

また、SOUNDPEATSは他にも以下の様な特徴的なデバイスを販売しています。
レビュー記事も作成してますので、ぜひそちらも確認してみてください。


コメント

タイトルとURLをコピーしました